破損部の修復はもちろん、色や風合いの再現にまでこだわります。
スーツケースは容量も大きく、荷物も含めるとかなり重量があるため、物理的な力が加わると破損してしまいます。
山澤工房では、熟練を要する破損部の溶着技術をはじめ、修復材料、工具に至るまで、修理に関するあらゆるノウハウを、毎日の作業を繰り返す中で、一つひとつ、つちかってきました。また、ボディーカラーの調合も、我々が誇る技術の一つ。デザイン化が進むスーツケースにあわせて様々な色を混ぜ、なるべく商品の風合いを再現するよう工夫しています。
修理依頼の中でも、一番多いタイプの損傷です。
スーツケースの内側に補強財を入れ、表面を溶着(プラスチックにおける溶接)します。その後、研磨し塗装。
破損部を補強することにより、強度も以前と同程度に復元できます
裏から補強財を貼るために、ダメージを受けた周囲の部品を外していきます。
補強財を綺麗に貼り付けるため、下処理として、内装材を付けるためのボンドを剥がします。
内装材を貼り付けた後、割れている部分を半田ゴテを使って熱処理をします。
熱処理の後、表面を滑らかにするために研磨し、仕上げていきます。
マスキングテープで保護し、下塗りで模様を再現します。さらにボディの微妙な色合いを再現するために様々な色を混ぜ、上塗りします。
いったん取り外したパーツを取り付け、剥がした内装材を両面テープなどで綺麗に貼り付けて完成です。

陥没し割れていましたが、熱をあてて整形することで、違和感のない状態まで修復しました。

ボディが割れてしまっても、裏から補強し塗装することで、元に戻すことが可能です。