繊細で高度な技術が要求される、金属製ケースの修理もお任せください。
最近目にする機会が増えた金属製ケースですが、中でも代表的なものがゼロハリバートンや、リモワといった老舗ブランドの商品です。これらは金属製の商品であるが故に、修理には様々な技術が必要です。
山澤工房は、自動車の板金加工を応用した修理方法でこれらを修復いたします。
やり直しのきかない、非常に繊細な作業です。
一旦、変形した金属は伸びているので、元の形を正確に復元することは、まず不可能です。特にリモワ・ゼロ
ハリバートンの構造は、1ヶ所の小さなへこみでも全体に影響を与えるという特徴があります。
修理のポイントは、へこみの箇所だけでなく、影響の出ている部分をトータルにバランスよく仕上げ、その後の
お客様のご使用に支障がないようにするかです。
また、修理工程で、叩いてへこみ部分を起こしていく作業のときに金属の特性上、 白化現象 (白くなる)が起こ
ります。その部分には塗装をいたしません。なぜなら、塗料を塗った当初は見栄えが良くても、ケース本体は
「持ち上げる」「運ぶ」等の使用をする動作ごとに多少変形していますので、いずれは塗膜が剥がれて無残な
姿になるからです。
こすり傷や修理跡は、ケースの表面に刻まれた『旅の記憶』と考えていただくのがよいかと思います。
特製の打ち棒で、へこんだ部分を裏側からバランスよく叩き出していきます。
へこんだ部分をあらかたたたき出した後、特製ハンマーで細部を修正していきます。
内側と表側からの叩き出しを粘り強く繰り返し、少しずつ元の形に近づけ、完成です。
リモワのフレーム変形です。柔らかいハンマーで叩き、調節していきます。
当て木などをあて、細かく調整していきます。
微妙な歪みなどを修正していき、完成です。

金属ボディに生じたへこみは、内側と外側から少しづつたたき出し、修正します。

フレームが変形したことにより、隙間を生じていましたので、ボディ全体とのバランスを保ちつつ、フレームを直しました。